梨の品種
▼幸水…「菊水」と「早生幸蔵」を交配し、1959年(昭和34年)に登場した赤梨。現在では日本梨の約40%を占める代表的な品種です。果実は約
250〜300gの扁円形で、お尻の部分が大きくへこんでいるのが特徴。やわらかい果肉には果汁がたっぷり含まれ、ひと口食べると強い甘みが広がります。果皮は基本的に褐色ですが、やや黄緑がかったものもあります。
▼豊水…350〜400gほどになる大きめの赤梨。幸水と並んで生産量が多く、2004年(平成16年)の統計では日本梨の約25%を占めています。1972年(昭和47年)に「菊水×八雲」×「八雲」として品種登録されましたが、その後のDNA鑑定により親子関係が誤りとされ、現在では「幸水」×「石井早生× 二十世紀」の可能性が高いといわれています。日持ちがよく、果肉はやわらかで多汁。甘みの中に適度な酸味があります。
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